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「フィッシュストーリー」

お待たせしました。フィッシュストーリーです。フィッシュストーリーを観ました。

そう、伊坂幸太郎原作、中村義洋監督、濱田岳出演の、フィッシュストーリーを観ました。

この3人の名前を見て思い出すのは、やはり「アヒルと鴨のコインロッカー」でしょう。期待も高まります。

でも私は個人的には「みなさん、さようなら」がとっても好きで。原作は久保寺健彦さんという別の方なんだけど。

 

それはそうとして。

いや、いいですね。良かったですとても。

濱田岳は本当に凄い。冴えなくて思い込みだけが激しい、ヒーローになりたかった人間、みたいな像があまりにもしっくりくる。大好きでたまらん。

またこの映画も、道徳的なことが無くて良かった。ただただ痛快、爽快、そしてユニークで笑える。後味が凄まじく良い。

意味なんて無い歌が、でも確かにそこに人間が生きていて魂を込めた歌が、世界を救う。私は「奇跡」とか「運命」とかいう言葉がすごく苦手だけど、こんな「奇跡」ならあってもいいんじゃないか?!と思ってしまった。

「嘘やん、このまま終わるの?」って思った終了10分前、圧倒的なスピードで伏線が回収されるのがめちゃめちゃ気持ちいいし、なんだかコメディタッチで面白可笑しく終わっていった。

歌はどうだとか、音楽はどうだとか、そんなことよりも。ただただ気持ちが良くて馬鹿らしいけど熱くてそこには人間が生きていて、それを楽しむ映画なんじゃないだろうかと勝手に思った。

いつか救世主になる為に、むやみやたらに身体を鍛えるシーンでは「みなさん、さようなら」をすごく思い出した。笑

 

そしてなんとこれは本当にビックリしたっていうかもう驚きを通り越して笑ったんだけど、また山中崇さんが出てた!!!どんだけ出てるの〜〜!好きだよ〜〜!!

 

【結論】

やっぱパンクって、一番カッコいいんだな〜。

 

 

 

 

 

 

 

あのね、火曜日はなんだか私、ちょっと落ち込むみたいだ。理由はなんとなく分かってはいる。お酒を飲んで映画を観て色々思ってベッドに寝転がって喃語を話す。その時間が、必要になる曜日みたい。わけわかんないだろーけど、そうっぽい。好きな人間に会いたくて仕方がなくなってしまうけれど、どうしたらいいか分からない。寂しいかもしれないなって思いながら、寝ることにする。寂しいのかもしれないな。もしかしたら。でも、どうしようもない。いつだってプラスだと思っていたい人間同士の関わりをマイナスに感じてしまう私の至らなさが、そうさせているんだろう、きっと。

POPS というとても素晴らしい少女漫画に、「私はこの人を憎まなくてよかった」という台詞がある。大事だなと勝手に思う。

 

いつか、渋谷駅が意味を持つように。火曜に落ち込まなくてもよくなるように。田園都市線で、上を向けるように。そーいうこっちゃな。難しいけど。