🐻🐒🐟🎥

無性にお出かけしたくなったけど、起きたのは15時。さあどうする。本当は動物園に行きたかった。大体の動物園は17時には閉まる。さあどうする。

映画を観に行こう〜〜!ウワ〜〜!やった〜〜!!

劇場まで映画を観に行くのって、友達に誘われた時か、公開を心待ちにしてたくらい気になってたやつか、「なーんか映画観て〜〜」ってなってフラッと映画館に行っちゃった時、くらいしか無い。

 

「こんな夜更けにバナナかよ」という映画を観に行きました。タイトルで決めるよ私は。こういうB級邦画みたいなタイトルがとっても好き。でも私は基本的に病気が絡む話が好きじゃなくて。それは「絶対人が死ぬ」からなんだけど。じゃあなんでそれでも観るに至ったかっていうと、予告動画がなんだか愉快だったからです。

なんかね、別にそういう必然性とか偶然性とか結構どうでもいいなって思うんだけど、『気分で選んだもの』ってなんか、観た後に『あっ、これ今触れて正解だった』って思うことが多い。幸せなことに。

 

さて、何から書いたらいいんだろうか。

 

簡単に言うと、筋ジストロフィーっていう全身の筋肉が弱っていく病気を持っている鹿野さんという人が、超ワガママにハッピーに生きていくお話。実話らしいんだけど、ま、実話かそうじゃないかは正直どうでもいい。

 

(全然超絶ネタバレ含むと思うので閉じたい人はここでどうぞ)

 

私が「今観て良かった」って思うに至ったシーンがある。鹿野さんの元でボランティアをしていた若い男の子が、急に「ボランティアを辞めたい」って言い出したシーン。

「だって鹿野さん楽しそうだし、幸せそうだし、助けなんていらないでしょ」と言うその子に向かって、鹿野さんは言う。

「幸せに生きてちゃ悪いか。僕は誰かの助けが必要だ。でもそうやって助けを求めて、助けてくれる人がいて、僕はそれで幸せに楽しく生きてはいけないのか。」

もう、本当にその通りで。

幸せな気持ちで恵まれて生きちゃいけない人なんて居なくて。幸せな人が助けや他人を求めていないとは限らなくて。幸せな人が苦しみを持っていないなんてことは絶対に無い。だって人間にとっての幸せって、一人ひとり違うくて、それは何故かっていうと「幸せ」ってつまり気持ちの問題で、それは自分の心で作り上げて感じるものだからだ。個人の問題なんだ幸せって。

でもこの映画が始まった時、観てる私も鹿野さんに対して「なんじゃこいつお世話してもらっといて偉そうやな」と思ったのも事実で。いやアレはきっとみんながそう思うようにそういう演出にしたんだと思うけど。

「鹿野さんって本当勝手ですよね」って言われた時に、「自分の家で勝手に過ごして何が悪い!」って返したのも良かったな。そらそうだわ。

でも、そういう人に振り回される人の気持ちも分かる。自由な人は、良くも悪くも他人の感情をよく動かすから。

 

 

 

 

 

 

あのね、私も、幸せなんだ。ずっと。

最初は、「幸せ」というよりも、「不幸せ」だと思ってはいけない気がしていたから、絶対に私は不幸せでも不運でもないと思っていた。「不幸せ」って、なんか投げやりじゃない?他の人はどう思うのか知らないけど、私には「他人に理不尽な目に遭わされたせいで全てが悪い方向に転がった」みたいなニュアンスに聞こえてしまう。まるでそこには自分が関与していないみたいな。

私には全てが他人のせいだと思えることが無い。だってどんな出来事にも私が関与していて、私に負がゼロだと言い切れたことが無いから。私が、出来ない人間だからかもしれないけれど。でも、自分が完全に完璧な瞬間なんて無いんじゃないかな。いや、私じゃない人にはそれがあるのかもしれないけど。私にはそれが無いから、自分にとって悪い方に向かった出来事を、他人のせいにできない。十二分に恵まれていると感じる。

で、もうなんかブログ読んでくれているとても少数なめちゃんこ超優しい人たちは分かってくれていると思うんだけど、私って楽しいんだ。ほぼ常に。そりゃあズ〜〜ンって気持ちが沈むことも少なくないけど、それが不幸せだなんて微塵も思わないし。好きなんだよな、自分も、自分以外の全ても。よく分からないと思うけど、自分のことを他人と同じ目で「好き」だと思っている。

でもね、本当に本当にくだらない気持ちなんだけど、「私が1人で幸せな気持ちでいると、誰も私を愛してくれない」みたいな気持ちに、時々なっちゃう。他人に幸せにしてもらわなきゃ、私は不幸なふりをして、他人に幸せにしてもらうふりをしなきゃ、そうしなきゃ、私が私だって他人を求めていることが伝わらない、みたいな。絶対そうじゃないって分かってるんだよ、分かってるんだけど、気持ちは0か1ではないから。私は寂しいから好きな人に会いたいんじゃなくて、飽和した幸せな気持ちを受け取って欲しいから好きな人に会いたいのに、なんかそれは許されない気がして。1番1番いっっちばん思われたくないのに、「可哀想」って思われないと、愛されないものなの?と思ったり。くッッッッだらね〜〜、本当。

でもそれでちょっとだけシクシクしちゃうんだもん、仕方ないじゃん😢

 

助けを借りた人が幸せでいて何が悪いんだ。幸せな気持ちの人が助けを求めて何が悪いんだ。他人を求めて何が悪いんだ。楽しく生きている人は、ラクをしてるんじゃない。楽観的なんじゃない。楽しく生きる術を、自分自身で、見つけただけだ。

一人で幸せな気持ちになってもいい。幸せな気持ちで生きている人が、他人を求めてもいい。

それだけで、今の私は救われてしまう。

 

 

だから、なんか、観て良かったよ。幸せでいるね。ずっと、「楽しい」と思えることを喜ばしく思って、生きていきたい。そんな気持ちが共有できたらきっととってもと〜〜っても、もっともっと嬉しくて楽しいんだろうな。ふふ〜〜、なんか嬉しい😊

 

 

あ!!!!あと!!!!!!!作中で、ブルーハーツの「キスしてほしい」を爆弾ジョニーがカバーしててそれがめちゃくちゃめちゃくちゃ良かった………!!突然りょーめー出てきて「??、?!!?!」ってなっちゃった〜〜最高!