ボイガル

私は書く、書くんだ。昨日のボイガル(THE BOYS&GIRLS)のライブが如何に素晴らしかったを書くんだ。一人で家でお酒を飲んで、また「パレードは続く」を聴いて泣いてしまったから、そして好きな子はきっと私のことを好きになってなんてくれないから、だから書くんだ。だから、、書くんだ、、、!!!!!

ボイガルは1年くらい前から好きで、今回初めて生で見た。というのも、現メンバーでやる最後のツアーだということを知ったからで。今回の渋谷と、次の札幌でボーカル以外が脱退するそう。

あのね〜〜、めちゃくちゃ、めちゃくちゃ良かった。

好きな曲が沢山聴けたとかいう話はいいんだ。ボーカルのシンゴさんが、めちゃくちゃに熱い。そしてそれは、決して無責任な熱さじゃなくて。本物を見た、私は。本物を見たぞーーーーーー!!!!!!私はーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!

そもそも私はメロコアっぽいバンドのライブが苦手だ。それはジャンルのせいじゃなくて、熱いMCのせいでもなくて、熱いフリをした連中が伝えたいことを無理やり作って、それを棍棒にして観客の背中を「ガンバレガンバレ」と打ち叩いているように思えてならないからだ。

何故そう感じるのかというと、その人の言葉や音楽からはその人自身を感じられないからで。知らない人が知らない人のまま、背中をどついてくるからで。その人を知らないことには、人間を伝えられないことには、お互いに愛を感じられないということだとも思うの。

人間ってみんな、自分が大事だ。自分と、家族と、友達と、恋人が大事だ。それってすごく素直に素敵だと思う。じゃあそれを歌えばいい、のに、伝えたいことがあるフリをして他人の為に歌ってみたフリをする。だから、嘘くさくなる。「で、お前誰?」ってなっちゃう。

自分が大事で、だから他人が大事で、そうやって生まれた感情とか色んな沢山の色や形を、音楽にするんだ。自分語りで何が悪い。それが、私は好きだ。誠実だから。「背中を押す」の説得力が違う。手のひらの大きさが違う。肌の温度が違う。

つまりは、ボイガルのボーカルのシンゴさんという人は、それの権化みたいな人で。何回もメンバー紹介をして、何回も「親友です」って言って、何回も「嬉しい」って口に出して言っていて。そこには人生が見えた。

MCで「俺はこのバンドを『花』みたいなバンドにしたい。笑い事じゃなくて、本気で。花って好きなんですよね。」って言っていたのが、とっても良かった。「綺麗事しか言えないけど、ロックバンドってそういうもんだから!」と言っていたのも、とっても良かった。花を美しいと思える気持ちも太陽を気持ちいいと思える気持ちも、そしてそれと逆の気持ちも、大事にできるように生きていたい。

一応書いておくと、私は音楽やバンドに優劣が無いってことなんてとっくのとーに分かっていて。私の好きな人達はみんな人間で、音楽の定義もロックバンドの定義もそれぞれに全部違うから。だから、これは感情だけに身を任せた文章。そういうこと。音楽評論家じゃないから、ま、いいかなって思うの。

 

ああ、人生が見えるライブって、本当に良い。

終盤のMCからの「パレードは続く」が本当に本当に良くて、泣いてしまった。

 

は〜〜、良かった。

きっと新体制になっても、ボイガルはサイコーなはず。

 

では、1時までに借りたDVDを返さないと延滞金がヤバいのでさようなら…。