見せてもらおうか、鳩の足の裏とやらを!!!!

鳩とザクは似ている。

 

鳩が好きだ。可愛くて勇ましくて「生存」そのものの具現化みたいで。群れを成しているのにも関わらず、無意識下で個を保っている、それが鳩。

「個性」は他人に見せる為のものじゃない。自分が自分だと認識する為のものだ。鳩の持つ「個性」には、そしてそれの取り扱い方には、恐ろしい程の品がある。

ところが人間ときたら、「自分なりの個性」を必至で外に出さないと不安で不安で仕方がない。特に私みたいな人間は。

私は誰かとは違うという過剰な自意識。単にそういう感じが好きなんですよ、と言っておきながら、複数の色が無いと怖いのだ。みんなと同じ格好じゃ怖くて表を歩けないのだ。誰も私を見ないし、私自身も私を見なくなるから。

いわば私は鳩なのに鳩であることが怖くてダンボールを色んなところに貼って派手にしてみた、カラーダンボール鳩だ。(「いわば」という言葉に謝った方がいい)

 

そういった意味では、もしかしてシャアザクってめちゃくちゃダサいんじゃなかろうか。赤くしてツノなんか付けちゃってさ。3倍だかなんだか知んねーけどよォ。

 

それに比べてザク達の品のあることよ。誰が乗ってたか、どんな動きをしていたか。誰にも知られることなく彼らは戦って破壊されていく。それでも彼らは何よりも立派に「個」なのだ。自分が自分を自分だと認識してさえいれば、立派過ぎるくらいにそれは「個」なのだから。誰にも知られずとも。

 

つまり私が目指すべきは孔雀じゃない、鳩なのだ。シャアザクじゃない、ザクなのだ。

 

ただ生きる、ただ生存するというのは、本当に難しい。本当に、難しい。

 

 

 

 

こういうコラムっぽい文章の書き方、憧れてやってはみるけど気恥ずかしくてあんまりできない。鳩は足の裏が一番可愛い。あと色は多い方が当たり前に可愛い。(助けてくれ!)